安い金利・低金利で借りたい場合のおすすめキャッシングは?
「金利安いキャッシング」を探している場合、半年間なら実は消費者金融・半年以上なら、銀行カードローン…という風に区別すると、わかりやすいです。なぜこのような期間で分かれるのか、説明していきます。
消費者金融の「初回30日間無利息」
消費者金融は、プロミス・アコム・アイフルが「30日間無利息」というサービスを提供しています。これを利用して借りると、当然最初の1ヶ月、銀行カードローンよりも利息でリードするわけです。
そして、もともとは銀行カードローンの方が低利息なので、そこから毎月、このリードが縮まっていく…というわけですね。そして「追いつかれるのが、ちょうど5ヶ月程度」ということです。
なので、正確には「5ヶ月」なのですが、冒頭ではわかりやすく「半年」と書きました。
半年で完済できるなら、迷わず消費者金融で
5ヶ月も半年もほぼ同じようなものなので、半年で完済できる自信がある、という人は、「金利が安いキャッシングを探す場合も、消費者金融がいい」と言えるでしょう。
1ヶ月の違いを無視しているわけではありません。そもそも「半年で完済できる」ということは、5ヶ月が経過した時点で、もうほとんど借入残高がない…という所たなのです。
借入残高が少なければ、銀行カードローンと消費者金融の金利差が多少あっても、ほとんど影響しないというわけですね。たとえばキャッシング残高が3万円だったら、1ヶ月の利息の差は、「わずか90円」です。100円玉にすら満たないわけですね。
そして、スピード借入がしやすいことなども考えると、半年程度で全額返済する予定の人は、どう考えても「消費者金融で借りた方が、金利でも申し込みの便利さの面でも有利」ということです。
「30日間無利息」でない場合は?
上で書いた消費者金融というのは、すべて「30日間無利息」で借りられる消費者金融のことです。アコム・アイフル・プロミスですね。では、30日間無利息で借りられない消費者金融の場合は、どうしたらいいのか。
これは「金利が安い」という基準で見るなら、やはり「銀行カードローンの方がいい」ということになります。たとえばSMBCモビットは無利息キャッシングができませんが、金利・利息面だけ見ると、SMBCモビットはどうしても不利です。
もちろん、その分SMBCモビットは10秒簡易審査で、借入可能かどうかが大体もっとも早くわかるというスピード審査の魅力があります。なので、そもそもSMBCモビットは金利・利息で勝負するキャッシングブランドではないのですが、「金利・利息だけで見ると、どうしても不利」ということです。
(これは、レーシングカーが「街乗りでは不利」というのと同じです。何にでも用途というものがあるのです)
ノーローンの「何度でも1週間無利息」だと?
もう一つの大手の消費者金融として「ノーローン」があります。ノーローンは「30日間無利息」では借りられませんが、「何度でも1週間無利息」という独自の無利息サービスを持っています。
1週間ということで、アコム・プロミス・アイフルのように「5ヶ月銀行カードローンをリードする」ということはできません。単純計算でその4分の1になるので、「1ヶ月ちょっとは、銀行カードローンよりノーローンの方が低利息」となるくらいでしょうか。
なので、「金利が安い」とは言いがたいです。しかし、給料日前などの定期的なピンチに、繰り返し使えるという点では、ノーローンの「何度でも1週間無利息」は、かなり有利なシステムでもあります。
というように、ここでもSMBCモビット同様「利用目的が違う」「それぞれのメリット・長所がある」という結論になります。とりあえず、消費者金融で「金利が安い」といったら、アイフル・プロミス・アコムのどれかになる、ということです。
銀行カードローンだったら、レイク
ここまでは消費者金融の話をしてきましたが、銀行カードローンで金利が安いといったら、新生銀行カードローン レイクは真っ先に候補に上がります。
キャッシングの知識がある人だと「いや、レイクの金利は消費者金融並みだろう」と思うかもしれません。確かに「上限金利」はそうです。
しかし、新生銀行カードローン レイクは「無利息キャッシングで最強」なので、半年間の借り入れだったら、どの銀行カードローンよりも低利子で借りられるわけですね。そのため、ここではレイクの無利息サービスについて説明していきます。
30日間無利息と「5万円まで180日間無利息」
なぜレイクの無利息サービスが、この分野で「最強」なのか。これは下の2つの理由からです。
- 一番効果が大きい「30日間無利息」がある
- それと併用して「5万円まで180日間無利息」もある
30日間無利息と併用の無利息サービスがあるのは、新生銀行カードローン レイクだけなのですね。と言うよりも、無利息期間を2つ持っているのが、レイクだけなのです。
当然「2つを合計すれば、確実にナンバーワン」になるわけですね。プロミスでポイント貯めて「2年後くらいに、もう一度30日間無利息にする」という方法もありますが、それだけ長期間キャッシングを続ける人は、あまりいないでしょう。
そのため、短期間で大きな利息軽減効果があるという点では、やはりレイクがナンバーワンなのです。
特に少額なら、半年間利息ゼロ
特に少額キャッシングだったら、新生銀行カードローン レイクは半年間、利息ゼロで借りることができます。
- 初回30日間無利息
- 5万円まで180日間無利息
この2つの無利息キャッシングができるわけですから1ヶ月目に、借入残高を5万円まで減らせば、そこから5ヶ月は無利子でキャッシングできるというわけですね。
また、もし5万円まで減らせなくて、たとえば「9万円」だったとしても、別にいいのです。5万円分はこれでも無利息になるので、借りているのは、4万円だけという扱いになるわけですね。
新生銀行カードローン レイクの金利で5万円借りると、1ヶ月の利息は750円ですから、「半年間は、常に利息を750円割引(毎月)」となるわけです。少額のキャッシングで、レイクがどれだけ有利かよくわかるでしょう。
消費者金融からの借入先の変更リレーもおすすめ
これは一種の裏ワザですが、「借入先の変更リレー」というのもあります。(審査に通るかどうかわからないので、あくまで理論的には、そういう方法もあるということです)
具体的には、下のような順番で、無利息キャッシングができる消費者金融を借り継ぎ、新生銀行カードローン レイクにつなげます。
- プロミス
- アコム
- アイフル
- ノーローン
- 新生銀行カードローン・レイク
こうして、「30日間無利息で借りられるうちに、できるだけキャッシング残高を減らしておく」というやり方です。そうして、「借入残高が小さくなってから、新生銀行カードローン レイクで借りる」というようにすれば、「5万円まで180日間無利息」の効果が、きわめて大きくなるわけです。
もちろん、これはあくまで「理屈で考えればこうなる」というだけで、このようにうまく「借り継ぎ・借入先の変更」ができるかはわかりません。あくまで参考程度にしてください。
通常でも低金利なら、銀行カードローン
ここまでは、消費者金融にしても新生銀行カードローン レイクにしても「無利息キャッシング」について語ってきました。ここからは、通常金利が安いという意味で「本当に低金利な銀行カードローン」について書いていきます。
(つまり、半年以上の借り入れだったら、これらの銀行カードローンが金利が安く借りられる…ということです)
イオン銀行・ソニー銀行が一番低金利
まず、大手の銀行カードローンの中で一番低金利なのが、ソニー銀行カードローン・イオン銀行カードローンBIGです。どちらも「13.8%」という上限金利になっています。
は銀行カードローンの平均的な上限金利は14.5%なので、イオン銀行・ソニー銀行はそれよりも「0.7%低金利」というわけです。
メガバンクなら、みずほ銀行カードローン
上のように、一番低金利なのはソニー銀行・イオン銀行なのですが、いかんせん「口座を持っていない」という人も多いでしょう。ソニー銀行カードローンは口座がなくても平日だったらスピード借入できますが、土曜日・日曜日・祝日では口座が必要です。
また、イオン銀行カードローンBIGについては、平日でも土曜日・日曜日・祝日でもイオン銀行の口座が必要…という条件です。つまり、どちらも銀行口座がないと借りにくい、しかしマイナーなので、口座を持っていない人が多い…というのがデメリット・短所なのですね。
その点ではメガバンクのカードローンが有利でしょう。三大メガバンクだったら、どれかの口座は、皆持っているはずです。そして、メガバンクの中では、みずほ銀行カードローンの14.0%が、一番安い上限金利になっています。先ほどのイオン銀行・ソニー銀行のカードローンの「13.8%」にも、かなり近いですね。
大部分の銀行カードローンは14.5%前後
みずほ銀行カードローンの「14.0%」の後は、大体似たような上限金利が続きます。軽く一覧にしてみましょう。
- 三井住友銀行…14.5%
- 楽天銀行…14.5%
- 静岡銀行…14.5%
- 三菱UFJ銀行…14.6%
- 横浜銀行…14.6%
- 千葉銀行…14.8%
このように、ほとんどが「14.5%か14.6%」となっているわけですね。
一部の銀行の上限金利は、消費者金融並み
そして、ここから先は「上限金利が高いグループ」ですが、これらの銀行カードローンの上限金利は、消費者金融に近いです。
- じぶん銀行…17.5%
- オリックス銀行…17.8%
- 新生銀行カードローン レイク…18.0%
- ジャパンネット銀行…18.0%
新生銀行カードローン レイクについては、上に書いた通り無利息キャッシングが最強なので、消費者金融と同じ部類と考えた方がいいでしょう。つまり「最初の半年なら、低利息でおすすめ」ということですね。
じぶん銀行カードローンやオリックス銀行カードローンは、上限金利は高いものの、下限金利は低金利なので、数百万円レベルの高額キャッシングに向いているといえます。最初からそういう客層に絞っているので、こうした金利設定になっているのでしょう。
というように、銀行カードローンだったら必ずしも低金利というわけではありません。銀行カードローンによって金利がだいぶ違うので、この点は注意してください。
金利が安いキャッシング・まとめ
以上、金利が安い消費者金融や銀行カードローンのキャッシングについて、まとめてきました。最後に、今回述べた要点を整理していきましょう。
1年だったら、消費者金融も銀行カードローンも変わらない
冒頭では「半年」で分けましたが、借入期間が一年未満だったら、消費者金融で借りようが、銀行カードローンで借りようが、金利・利息はほとんど変わらない…と思ってください。
1年で完済できるということは、半年経過した時点で、もうかなり借入総額が減っています。そこから先の半年間は、両者の金利差も、ほとんど意味が無い…ということですね。金利差というのは「キャッシング総額が大きくてこそ、違いが出る」ものですから。
1年で完済するのが基本なので、消費者金融でいい
そして、キャッシングとか借金というサービスは、そもそも長く利用するようなものではありません。金融機関の側も、お客さんに長く利用してもらうことは期待していません。(短期間で完済するお客さんを見ている方が、清々しい気分になると、スタッフさんもよく言われています)
そのため、キャッシングというのは「1年程度で完済するのが基本」と言えるのです。そして、上に書いた通り「1年だったら、ほぼ同じ」わけですから、だったら「スピード借入がしやすい消費者金融で借りた方がいい」という結論になるでしょう。
もちろん、少しでも低金利な方がいいという方は、銀行カードローンを選ぶというのもありです。しかし、スピードキャッシングのしやすさなど、全体的なメリットを考慮する場合は、消費者金融がいいでしょう。